
「≠」はノットイコールまたは等号否定と言って、「等しくない」ことを表す記号です。
ノットは「~でない(否定)」を意味する英語「not」から
イコールは「等しい」を意味する英語「equal」から
あわせてノットイコールで「等しくない」となります。
ノットイコール ≠ の使い方
「≠」は「A ≠ B」の形で使われ、AとBが等しくないことを表します。

たとえば、「2と5は等しくない」を表す場合に「2≠5」と表記します。
一般的には「x≠y」のように、数字の代わりに文字を使った式において、xはy以外の数字であることを表すために使われることが多いです。

特に、分数の分母にxやyなどの変数が使われている場合に「分母が0ではない」ことを明記する使い方が代表的です。

なぜこんな使い方をするかというと、数学には0で割ってはいけないというルールがあるから。
「この数式はルール違反をしていませんよ」ということを明らかにするために、分母が0ではないことを明記する必要があるのです。
斜線の向き

パソコンで等号否定を入力すると「≠」のように右上から左下に向かって線が引かれている記号(1)が出てきますが、左上から右下に向かって線を引いた記号(2)で書かれることもあります。
どちらで書いても問題ないので、書きやすい方を使いましょう。
他の表現「<>」「!=」
プログラミングにおいては、等号否定は「<>」や「!=」で表現されることもあります。
例えば、EXCELでは等号否定には「<>」を使います。意味は「≠」と全く同じです。

記号の出し方
パソコンの場合
①キーボード左上の「半角/全角」キーで、日本語入力モードにする
②Shiftキーを押しながら「=」キーを押す(「0」キーの右隣)
③スペースキーを押して変換すると候補に「≠」が出てくる
Mac OSなら一発で出せる(「option」キー+「^」キー)

OSがMacの場合は「option(alt)」キーを押しながら「^」キーを押すと、「≠」を出せます。
※Windowsでは出来ません。
スマホ(フリック入力)の場合
①キーボード左下の文字種切替ボタンを数回タップして数字入力モードに
②「6」キーを上にフリックして「=」を出す
③候補に「≠」が出てくるので、それをタップ
