
「≒」はニアリーイコールと言って、「ほとんど等しい」ことを表す記号です。
ニアリーは「ほとんど」を意味する英語「nearly」から
イコールは「等しい」を意味する英語「equal」から
あわせてニアリーイコールで「ほとんど等しい」となります。
同じ意味の記号として、「≈」があります。
国際的には「≈」の方がよく使われていますが、日本では「≒」が一般的です。
ニアリーイコール ≒ の使い方
「≒」は「A ≒ B」の形で使われ、AとBがほとんど等しいことを表します。

たとえば、5kgの牛肉を31人で分けたい場合、正確には1人あたり 5÷31=0.1612903…kgもらえることになりますが、0.00001kg程度の誤差は無視しても問題ないですよね。
このような場合に、小数第5位を四捨五入して 5÷31≒0.1613kg と表記します。
0.0001kgの誤差も無視していい場合は小数第4位を四捨五入して 5÷31≒0.161kg
0.001kgの誤差も無視していい場合は小数第3位を四捨五入して 5÷31≒0.16kg と表記することもできます。

ちなみに、ニアリーイコールという表現は和製英語のため、海外ではあまり伝わりません。
国際的には「AとBがほとんど等しい」ことを表すときは「A ≈ B」を使って、
「A is approximately equal to B」と言います。

記号の出し方
パソコンの場合その1
①キーボード左上の「半角/全角」キーで、日本語入力モードにする
②Shiftキーを押しながら「=」キーを押す(「0」キーの右隣)
③スペースキーを押して変換すると候補に「≒」が出てくる

パソコンの場合その2
①キーボード左上の「半角/全角」キーで、日本語入力モードにする
②「いこーる」と入力し、スペースキーで変換する
③候補に「≒」が出てくる

スマホ(フリック入力)の場合
①キーボード左下の文字種切替ボタンを数回タップして数字入力モードに
②「6」キーを上にフリックして「=」を出す
③候補に「≒」が出てくるので、それをタップ
