数学の疑問

不等号の意味と読み方まとめ

「=」は等号と言って、両側の数が等しいことをあらわす記号です。

式の中では「イコール」と読みますね。

 

これに対して、「>」や「<」は不等号と言って、左右の数の大小関係をあらわす記号です。

 

今回は、不等号の意味と読み方を説明していきます。

photo credit:Kathryn Rotondo


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AはBより大きい/AはCより小さい

 

「>」は「大なり(だいなり)」と読んで、左の数が右の数よりも大きいことを表します。

 

「3 > 2」
「5 > 1」
「 x > 10 ( x は10より大きい数。たとえば12や20が当てはまる)」

 

 

「<」は「小なり(しょうなり)」と読んで、左の数が右の数よりも小さいことを表します。

 

「3 < 7」
「5 < 9」
「 x < 10 ( x は10より小さい数。たとえば2や8が当てはまる)」

 

どちらも「口が大きく開いている方の数が大きい」とおぼえておきましょう。

 

以上/以下

 

「≧」は「大なりイコール」と読んで、左の数は「右の数より大きいか、右の数と等しい数である(右の数以上の数である)」ことを表します。

 

「3 ≧ 3 (左の数は、右の数と等しい)」
「5 ≧ 2 (左の数は、右の数より大きい)」
「 x ≧ 10 ( x は10以上の数。たとえば10や15が当てはまる)」

 

「≦」は「小なりイコール」と読んで、左の数は「右の数より小さいか、右の数と等しい数である(右の数以下の数である)」ことを表します。

 

「3 ≦ 3 (左の数は、右の数と等しい)」
「5 ≦ 11 (左の数は、右の数より小さい)」
「 x ≦ 10 ( x は10以下の数。たとえば4や10が当てはまる)」

別の表記記号

「以上・以下」を表す記号は「≧」,「≦」だけでなく、上のように各3種類存在します。

 

どれも意味はまったく同じなので、「こんな記号知らない…」とならないように、頭の片隅においておきましょう。