好きな事なら覚えられるのに、勉強では全然覚えられないシンプルな理由

好きなこと・興味のあることならすぐ覚えられるけど、
勉強となると全然ダメ…という経験は誰にでもあるものです。  

 

勉強が苦手という人でも、なぜかゲームに出てくる細かい数値や好きなセリフはけっこう簡単に覚えられてしまいますよね。

 

「このゲームに対する記憶力を、1%でも勉強に利用できればなぁ…」 なんて思った事は1度や2度ではないはず。

 

そこで今回は「好きなことなら簡単に覚えられるのに、なぜ勉強は全然覚えられないのか?」を掘り下げる事で、好きなことに対する記憶力を勉強に利用する方法を考えていきます。

photo credit: Allan Ajifo


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好きなことは少し時間が経ってから何度も思い出す

ぼくは子供の頃、テイルズオブファンタジアというゲームのオープニングに出てくる「インディグネイション」という呪文の詠唱が大好きでした。

 

「天光満つるところに我は在り。黄泉の門開くところに汝在り。出でよ神の雷」

長い文章なうえ、小学生のぼくにとって難しい言葉も多かったのですが、それがかえって子供心を揺さぶりました。

 

初めて見た瞬間から「カッコイイ!」とはしゃぎ、

オープニングが終わった時点でその詠唱を復唱し

ゲームを終えてご飯を食べている時も思い出し

お風呂の中でも思い出し、寝る前にも思い出す

翌朝の登校中にも思い出し、授業中でさえも思い出しては「カッコイイな~」と思っていました

 

このように、人は興味のあることをちょっとしたスキマ時間に何度も思い出してしまいます。

それも、意識している以上に多く。

 

エビングハウスというドイツの心理学者の実験によると
人は、新たに覚えたことは1時間後に56%を忘れ、24時間後には74%を忘れるのだそう。

しかし、1時間以内に思い出したこと・24時間以内に思い出したこと・1週間以内に思い出したことは、グッと忘れにくくなるとのこと。

 

つまり、好きなことは早い段階で何回も思い出すからこそ、長期記憶しやすいということです。

 

一方で勉強は、机に向かっている時は頑張って覚えよう覚えようとしていても、机を離れたら中々思い出そうとはしません。

だから、すぐに忘れてしまうんです。

勉強した事を思い出そうとする楽しい習慣を作り出す

この事実を勉強法に応用するなら、例えば

「単語帳を読んだ1時間後・24時間後・1週間後に各1回ずつ、単語帳を見ずに思い出す

これを習慣づけることで、長期記憶しやすい勉強となります。

 

ただ、普通にやる勉強は楽しくないせいで、
何度も思い出そうとするのは難しい…という方もいらっしゃるかもしれません。

 

この勉強法を無理なく継続するには、勉強で覚えた事を自然に思い出そうとする「楽しい習慣」を作り出すことが重要でしょう。

 

たとえばぼくは、英単語に関するクイズを友達と出し合ったり、英語で書かれた卓上ゲームで遊ぶようになってから英語の成績がグッと上がった経験があります。

成績が上がったという意味でも、友達と楽しいひと時を過ごした思い出という意味でも、ぼくにとってかけがえのない経験です。

 

皆さんも暗記が不得意だなぁと感じたら、「単語帳を見ずに、勉強したことを思い出す習慣をつける」「暗記を皆と一緒に楽しむゲームにする」ことを試してみてください。  

 

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皆さんは暗記をするとき、どんな方法を使っていますか? おそらく多くの方が、教科書を見ながら書いて覚えたり読んで覚えたりといった「情報を頭にいれる方法」を使っているのではないで

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Tooda Yuuto
数字とにらめっこする日々を送る社会人。主に数学と統計学について書いています。
大阪大学卒/統計検定1級/趣味は旅行・温泉